ベイカー茉秋 逆転五輪切符へ背水も発奮「勝ち続けるしかない」

 柔道男子90キロ級でリオデジャネイロ五輪金メダルのベイカー茉秋(24)=日本中央競馬会=が18日、グランプリ(GP)タシケント大会(20~22日)に出場するため、成田空港からウズベキスタンに出発した。

 ベイカーは17年の右肩手術の影響などで東京五輪代表争いで後れを取っていたが、7月のGPモントリオール大会で約3年ぶりに国際大会を制覇するなど復調気配。「現状としては悪くない。柔道の調子も上がっている」と話し、五輪切符獲得に向けて「勝ち続けるしかない。連勝したい」と気合を入れた。

 今年の世界選手権ではライバルの向翔一郎(23)=ALSOKが銀メダルを獲得。ただ“勝ち切る”という意味では同団体戦金メダルメンバーの村尾三四郎(19)=東海大=、18年銅メダルの長沢憲大(25)=パーク24=を含めてまだ絶対的な存在はいないだけに、ベイカーは「チャンスがある階級だと分析している」と逆転への勝機を見いだした。

 地元東京五輪での2連覇を目指す上で、11月の講道館杯から勝ち続けなければ代表が厳しくなってくるが、「試合がしたいので楽しみ。どれだけ結果を出せるか、自分でも興味がある」と、追い込まれた状況でも逆に発奮している様子だった。

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