紀平、ジャパンOPで4回転挑戦へ「入れていけるようにしたい」
フィギュアスケートの昨季グランプリ(GP)ファイナル覇者、紀平梨花(17)=関大KFSC=が20日、今季初戦のオータム・クラシックを終えて帰国した。13日のフリー後はカナダにとどまり、今季ショートプログラム(SP)の振り付けを担当したシェイリーン・ボーン氏の下でプログラムを修正した。
羽生結弦が金メダルを獲得した平昌五輪のフリー「SEIMEI」を手がけたことでも知られるボーン氏の指導でスケーティング練習を集中して行い「すごいハードだったけど、自分で(映像を)見ても流れのあるステップに変わった」と手応えを感じている。
「目線」も重要視している。浜田美栄コーチが挙げた課題として「集中するのはいいが、表現しないといけない」と掲げた。「ステップでもジャッジの方を向く振り付けがあるので、ジャッジをしっかり見て目を見るくらいで表現をやるように」と目標にしている。
また、今季挑戦を明言している4回転サルコーについては「GP(シリーズ)で初めてやるのは怖いので、ジャパンオープン(10月5日・さいたま)で入れていけるようにしたい」と、次戦での挑戦が濃厚だ。シニア2年目。4回転を成功させているロシア勢の台頭に「(自分は3回転)アクセルが武器だと思っている。それは絶対にミスしないで、4回転もしっかり練習して本番で決めたい」と力強く語った。