レスリング五輪枠獲得の奥井真生「がむしゃらに泥臭く」代表権ゲットへ気合
カザフスタンで行われたレスリングの世界選手権に出場した男子フリースタイル日本代表が25日、成田空港に帰国した。74キロ級で5位に入り、日本としての東京五輪出場枠を獲得した奥井真生(24)=自衛隊=は、12月の全日本選手権で優勝すればそのまま五輪代表に決まるだけに「もう12月にやるだけ。こういうチャンスは何度も来ないので、がむしゃらに泥臭く勝ちにいきたい」と力を込めた。
同階級には17年世界選手権70キロ級銅メダルの藤波勇飛(23)=ジャパンビバレッジ=ら強豪がいるが、奥井は直接対決で2連勝中。「自分はチャレンジャーなのがいい部分なので、そこはブレないように。強い選手はたくさんいるので、誰と(トーナメントの)どこで当たっても勝てるようにしたい」と気合を入れた。
趣味は温泉。帰国後のオフは地元和歌山に帰省し、最もお気に入りだという白浜温泉の「長生(ちょうせい)の湯」に行くことが楽しみだという。「何も考えずボーッとしたい」。英気を養って、12月の決戦に備える。