乙黒拓斗 傷心乗り越えた「自分で取った枠は自分で」

 レスリングの世界選手権男子フリースタイル65キロ級で5位に終わった18年世界王者の乙黒拓斗(20)=山梨学院大=が25日、カザフスタンから成田空港に帰国した。東京五輪代表内定の条件だったメダルは逃したが、敗戦のショックを乗り越えて五輪出場枠は獲得。「トーナメントが厳しい中、最低限のことはできた」と傷心から前を向いた。

 出場枠獲得者は12月の全日本選手権で優勝すれば五輪代表に決まり、敗れた場合は優勝者とプレーオフを争う。「もう次の勝負は始まっている。気持ちを切り替えて、自分がとってきた出場枠を自分のものにできるようにしたい」と力を込めた。

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