中田ジャパン世界1位セルビア撃破 2セット落としてから大逆転
「バレーボール・女子W杯、日本3-2セルビア」(27日、丸善インテックアリーナ大阪)
世界ランク6位の日本が、同1位でリオ五輪銀メダルのセルビアに3-2で逆転勝ちし、4勝目(5敗)を挙げた。ロシア戦、米国戦に続き、フルセットにもつれ込んだのは今大会3回目だったが、初めてものにした。
2セットを落とし、名セッターとして鳴らした中田久美監督は、セッターの佐藤美弥(日立)にゲキを飛ばした。「とにかく攻めろ」。佐藤はバックアタックなどを使い始め、今大会苦しんできた相手のブロックにも動じなくなった。佐藤は「仲間がいいリズムを作ってくれた」と静かに喜びをかみしめた。
中田監督は「毎試合、たくさんのお客さんに来てもらって、このまま帰すわけにはいかなかった」と気合を強調。12チーム中8位に低迷するものの、中田ジャパンがなにわの地で輝きを放った。