織田信成氏モラハラ退任で関大文書発表「指導方法で意見の相違があった」
関西大は30日、アイススケート部監督を9日付けで退任した織田信成氏について「指導方法をめぐって意見の相違があった」と説明する文書を発表した。
関大側は織田氏に対しては「監督就任以来、2年余り後進の育成にご尽力頂き、本学関係者一同大変感謝しております」とつづり、4月以降「織田信成さんに関係して指導方法をめぐって同部内で意見の相違があったことは認識しています」とした。その後織田氏から7月に、指導方法について大学側へ「強い要望があった」とし、関係者にヒアリングを開始。
だが、織田氏の意見も聞きながら、「時間をかけて複数の関係者に対してヒアリングを行った」結果、「総合的に見てその要望を受け入れることは妥当ではないと判断しました」としている。
「織田信成さんのご体調も考慮しつつ、こうした結果を織田信成さんにお伝えすべく、慎重に準備を進めておりましたところ、先に織田信成さんから辞任のお申し出があり、やむなく本学として了承することとなりました」とヒアリングの結果を伝える前に織田氏が退任を申し入れてきたという。
9日の退任発表については「所属事務所と十分に協議の上、発表しておりますことを申し添えます」とし、今後も織田氏側と「話し合いを続ける用意はある」とした。
織田氏は29日にブログで、監督辞任は「多忙」を理由と報道されたことを否定し「リンク内で私に対して嫌がらせやモラハラ行為があり、その影響で今年春頃から体調を崩すようになった」などと記した。