「男子テニス・楽天ジャパンオープン」（２日、有明コロシアム）

　シングルス２回戦では予選から勝ち上がった世界ランキング１３６位の内山靖崇（２７）＝北日本物産＝が世界４５位のラドゥ・アルボット（モルドバ）に６－７、６－３、６－４で逆転勝ちし、初の８強入りを果たした。

　内山が自身初のベスト８だ。逆転勝ちに「信じられないです。勝ちきれて良かった」と満面の笑みで喜んだ。

　第１セットはタイブレークで落としたが、「全然チャンスはある」と気持ちを切り替え、第２セットを奪い返した。第３セットも鋭いショットを連発し、最後は力強いサーブで相手を押し切って勝利。会場の拍手に「体力が尽きかけてたけど、声援のおかげで持ちこたえた」と感謝した。

　目標とする世界ランク１００位以内に「今日（の勝利）はものすごく大きい」。準々決勝で、もう１段上へ駆け上がる。