織田信成氏のモラハラ告発 関大学長が見解「適切に収拾できず反省」最優先は選手の環境
プロフィギュアスケーターの織田信成氏が、関西大アイススケート部監督退任の理由について、リンク内で嫌がらせやモラハラがあったと告発し、関大側の主張と対立している問題で、関大は4日、公式HPに芝井敬司学長のコメントを掲載した。
「織田信成さんに関する一連の報道について」と題した文面で、「この度の織田信成さんに関する一連の出来事について、私たち関西大学は慎重に対応してきたつもりですが」と、同大側の説明に沿った形で、経緯を説明。「結果として織田信成さんの心情を十分に斟酌できず、事態を適切に収拾できなかったことを深く反省しています。今後とも、誠意をもって対話を続けたいと思います」と、今後方針を示した。
「関西大学たかつきアイスアリーナは、フィギュアスケートを愛する大学生、生徒、子どもたちが練習する場であり、彼らや彼女たちの夢を引き受けて、日々の指導に精励されるコーチ・指導者の大切な活動拠点であると考えています」と、選手らの存在を挙げ、「今回、アイスアリーナに集う多くの関係者の皆さまに不快な思いをさせ、ご心配とご迷惑をおかけしたことにたいし深くお詫びいたします」と謝罪した。
そのうえで「言うまでもなく、私たち関西大学が最優先に考えなければならないのは、アイスアリーナで日々練習に励む、多くの大学生、生徒、子どもたちです。フィギュアスケート競技が本格シーズンに突入し、大切な時期を迎えています。関西大学は、たかつきアイスアリーナに集うすべての利用者の静謐な練習環境の維持・向上に最大限努めます」と誓約した。