NBA渡辺、本契約へ満足の合宿 3日で5度!「質かなり良かった」
NBAグリズリーズとツーウエー契約を結ぶ渡辺雄太(24)は3日、チームの練習施設で行われたキャンプを終えた。ウィザーズのドラフト1巡目新人の八村塁(21)は今キャンプで初めて本格的な5対5の練習に臨み、複数のポジションをこなした。マーベリックスのキャンプに参加している馬場雄大(23)も、精力的にメニューをこなした。
渡辺はチームの練習施設で行われたキャンプを打ち上げた。朝と夜の2部練習も含め、予定時間の超過もしばしば。3日間で5度の練習をこなし「練習の質はかなり良かった」と満足感を漂わせた。
若手の登竜門のサマーリーグでは、チームの中軸として活躍。今夏のW杯では日本代表を引っ張った。着実な成長の跡はうかがえるが、今は下部リーグとNBAを行き来するツーウエー契約の立場。しかも今季チームは新監督を迎え、ドラフト全体2位指名のガード、モラントを中心に再建を図っている。練習でも本契約を結ぶ選手に比べてプレー時間は少なく、現状は厳しい。
6日からはオープン戦が始まる。昨季はNBA出場15試合、平均約12分のプレーで2・6得点。本契約を見据え「シュートは高確率で決めていかないと」と課題は自覚している。「できることを最大限にやって、徐々にコーチの信用を勝ち取るプレーをしなければ」と気持ちを引き締めた。