大坂なおみ2年連続4強「うまくいった」 強敵に逆転勝ち
「女子テニス・中国オープン」(4日、北京)
女子シングルス準々決勝で第4シードに入った世界ランキング4位の大坂なおみ(21)=日清食品=が全米オープンで初優勝した第5シードのビアンカ・アンドレースク(カナダ)に5-7、6-3、6-4で逆転勝ちし、2年連続で4強入りを果たした。大坂は5日の準決勝で2連覇を目指す第16シードのキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)と対戦する。
最終セットの5-4で臨んだサービスゲーム。2度目のマッチポイントを迎えた大坂はアンドレースクの返球でインの判定に不服を訴えたが覆らなかった。「そこから体が震えた。最後はうまくいったけどね」。不安をかき消すように武器のサーブで攻め、最後はエースで終止符を打った。
「できればもう対戦したくない」と試合後に漏らすほどの強敵だった。「全豪オープンも大阪(東レ・パンパシフィック・オープン)でも勝ったのに忘れられているような感じがした」。世界ランキング1位から陥落後、周囲から取り残された気持ちだったというが、再び自信がつく価値ある1勝だ。