八村“本拠地デビュー戦”で12得点 豪快左手ダンク&鮮やかスリーで地元ファン熱狂

ニックスとのNBAオープン戦初戦に先発したウィザーズ・八村=ワシントン(AP=共同)
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 「プレシーズンゲーム、ウィザーズ99-104ニックス」(7日、ワシントン)

 ウィザーズの八村塁は先発出場で21分10秒プレーし、12得点、4リバウンド、2アシストだった。本拠地初の実戦で豪快な左手ダンクを決めるなど、持ち味のスピードとパワーを生かしたプレーで地元ファンを熱狂させた。

 本拠地で行われた今季初となるプレシーズンゲーム。パワーフォワードのポジションでスタメンで起用された八村は、ニックスの6年目の中堅フォワードのランドルとのマッチアップ。第1クォーター(Q)残り8分33秒にフリースローライン上からドリブルで相手を揺さぶり、名刺代わりのジャンプショットを決めると、その20秒後には持ち味のスピードを再び生かし、ドライブインからのシュートで相手のファウルを誘ってフリースローを2本沈めた。

 第2Qはベンチスタート。残り7分4秒からコートに立った八村が魅せる。残り2分。トップ左のスリーポイントラインでポジショニングし、ガードのスミスからボールを受けて素早いシュートモーションで長距離砲さく裂。ドラフト前から課題と言われていたスリーポイントを一発で成功させる勝負強さを見せた。残り1分42秒にはエースガードのビールとのピックアンドロールでレイアップを決めて2桁得点をマークした。

 前半は14分32秒プレーし、チーム最多タイの10得点を記録した八村は後半に入っても止まらない。残り10分3秒。フリースローラインからドライブインでランドルを振り切ると、カバーに入った216センチのロビンソンのプレッシャーに臆することなく、左手で豪快なダンク。敵地ベンチはたまらず、タイムアウトを取るほどのビッグプレー。地元ファンの熱狂が渦巻く中、八村はセンターのブライアントと体をぶつけ合い、喜びを爆発させた。

 この日は第3Q残り5分22秒で交代すると、第4Qはプレーすることなく、ベンチからチームメートの戦いを見守った。

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