テコンドー金原会長 銃撃は暴力団の雇われヒットマンからと主張 反社と交際は否定
強化体制の在り方を巡って選手と対立している全日本テコンドー協会が8日、都内で理事会を開催した。金原昇会長を含む16人の理事総退陣の意見も出たが、金原会長は「この問題自体が審議事項に当たらない」と議決を取るには至らなかったと説明した。午後1時から始まった理事会。当初は5時30分から会見が行われる予定だったが、6時30分、7時30分と2度延長されるほど紛糾した。結局、会長が会見したのは7時45分からだった。
会見の中で金原昇会長は一部週刊誌などで報じられた反社会的勢力との関わりを改めて否定。拳銃で撃たれたということは「事実」とし、「撃たれました。お腹と腕です。時期は30年前。腕は血管、骨、筋肉すべてあたってない。お腹は当時そんなに出ていなかったので、ちょっとかすった程度です」と、得意げに語った。
報道陣に配った資料では当時、松本市の飲食店組合が設立した暴力団を追放する組合の組合長だった人物からの申述書を添付。その中では運動の中で暴力団と抗争状態となったこと、副会長だった金原氏が目を付けられ、銃撃を受けたことなどが綴られている。「状況からして、松本市のいずれかの暴力団から雇われたいわゆるヒットマンであったということは間違いない」と、金原氏に殺し屋を差し向けられていたことが明かされた。