ナイキ・オレゴンプロジェクトがヘッドコーチ資格停止で閉鎖へ 所属の大迫「悲しい」
スポーツ用品大手のナイキが運営する陸上チーム「ナイキ・オレゴンプロジェクト」を閉鎖すると、11日、米ブルームバーグ通信、米誌ランナーズワールドなどが一斉に報じた。
同チームのヘッドコーチのアルベルト・サラザール氏が禁止薬物の不正売買や使用などの違反があったと米国反ドーピング機関(USADA)から認定され、4年間の資格停止処分を科されたことによる措置。同プロジェクトは、長距離強化を目的に01年にナイキが立ち上げた。12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪2大会連続長距離2冠のモハメド・ファラー(英国)ら世界のトップ選手が所属(ファラーは17年に離脱)。マラソン男子日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)も所属している。
決定を受け、大迫は自身のSNSを更新し「僕を強くしてくれた大切なチームが無くなるのは悲しい。だけど僕はこれからも僕を探し続け、僕が僕であることを続けていく事は変わらない」と、思いを綴った。今後については「ナイキは今後も今までと変わらないサポートを約束してくださり、活動には全く支障ありません」と、強調した。