「ＮＢＡプレシーズンゲーム、ニックス－ウィザーズ」（１１日、ニューヨーク）

　ウィザーズの八村塁は休養のため、欠場することが発表された。

　八村はここまで２試合にスタメン出場。７日のニックス戦は約２１分間プレーして１２得点、４リバウンド、２アシスト、９日の中国プロリーグ広州戦は前半のみ約１６分間プレーして１１得点、７リバウンド、１ブロックだった。オフェンスリバウンドからのティップダンク、ディフェンスリバウンドから自らドリブルで運んでユーロステップでレイアップを決めるなど、持ち味を存分に発揮した。

　試合後の記者会見ではブルックス監督が地元メディアから八村の開幕スタメン起用を問われ、「手の届くところにいる。明日、開幕すれば、スタメンで出場するだろう」と話す一方で「エキシビションゲームは３試合残っている。開幕まで２週間ある。それまでに決断」と、慎重な姿勢を見せた。

　この日は敵地ニューヨークのマディソンスクエアガーデンでの試合だったが、“ニューヨークデビュー”はレギュラーシーズンに持ち越された。

　前日、１０日は同じワシントンを本拠地とする姉妹チーム、ＷＮＢＣのミスティックスがファイナル第５戦でサンを下して初優勝。ウィザーズの公式ツイッターによると、チャーター機でニューヨークへ移動する際には八村ら選手たちはミスティックスの赤いユニホームを着用。また、八村とロビンソンの新人コンビが先輩選手に機内食の調達を命じられ、笑顔で両手に有名チキンバーガーの袋を抱えて機内に乗り込む様子を撮影した動画が投稿された。