都筑有夢路 まずは「優勝」五輪切符へ 16日ホワイトバッファロー日向プロ開幕
東京五輪の追加種目のサーフィンで、プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)の来季参戦権を争う予選シリーズ(QS)、ホワイトバッファロー日向プロが16日に宮崎県日向市のお倉ケ浜海岸で開幕する。QS8位で日本女子最高位につける都筑有夢路(18)=ハンディ=は15日、「優勝を目指します」と意気込んだ。
注目を集める若手の一人だ。9月にスペインで行われたQS最高ランク大会で優勝。48位から40人抜きの急上昇で、日本女子初のCT昇格を射程圏内にした。今季を日本女子最高位で終えれば20年ワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当)出場が内定し、そのWGで結果を出せば東京五輪出場につながる。「オリンピックにはすごく出たい。狙うならゴールドメダル」と1年後の大舞台で頂点に立つ姿を思い描いた。
技に入る前にスピードをつけるボトムターンに自信を持つ。今大会にも出場する兄・百斗のお下がりの板が大きく扱いにくかったことで必然的に身についた技術で「簡単にできる技じゃない」。自分の特長を生かし、CT初参戦と五輪切符を射止めにいく。