スケボー・四十住さくらが初代女王 五輪に向け「英語を頑張る」
「スケートボード・世界ピーチ大会」(14日、ドーハ)
海や砂浜を舞台にした総合大会の第1回が行われ、東京五輪で初採用のスケートボード・パークで、女子の四十住さくら(17)=和歌山・伊都中央高=が初代女王となった。スポーツクライミングのボルダリングで、女子の野中生萌(XFLAG)、男子の原田海(日新火災)も金メダルを獲得した。
おわん形の「パーク」がライトに照らされた夜開催の決勝で、注目の四十住が初代女王に輝いた。表彰式後は海外のメディアやファンに取り囲まれ「五輪が近づいている気がすごくするけど、英語がしゃべれないので(習得を)頑張ります」と苦笑いが漏れた。
3回の試技の最高得点で争い、「コーピング」と呼ばれるコース上部の縁を使う技を決めた1回目に38・66点をマークした。ただ高難度の技でミスもあり「全力を出し切れなかったのでちょっと悔しい」。昨年世界選手権覇者のプライドもにじんだ。
岡本碧優(Proshop Bells)が9月の世界選手権を13歳にして制するなど、世界を席巻する日本女子。四十住は「東京五輪で最高の滑りを見てもらえるように頑張る」と夢舞台を見据えた。