村上舜好発進「波乗れた」 全体最高得点で3回戦に進出

 「サーフィン・ホワイトバッファロー日向プロ」(16日、お倉ケ浜海水浴場)

 サーフィンのプロ最高峰、チャンピオンシップツアー(CT)の来季シード権を争う予選シリーズ(QS)のホワイトバッファロー日向プロが16日、宮崎県日向市のお倉ケ浜海水浴場で開幕し、男子2回戦までが行われた。9月のワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当)でアジア最上位の4位となり、東京五輪の出場権を条件付きで獲得した村上舜(22)は初戦の2回戦を全体最高の15・66点で突破した。

 持ち味の切れ味鋭いライディングが光った。村上は終盤でスピードに乗ると、豪快に水しぶきを飛ばしながら何度も技を決め、最後の9本目で8・33点のエクセレントスコアをマーク。「波が予想できたので、乗りたい波に乗れた」と上々の初戦を振り返った。

 同組の弟・蓮(20)も2位で通過。途中まで苦戦していた弟に「右側が待ちやすかったので、『あっち側良かったよ』」とアドバイス。兄弟の絆でともに3回戦に駒を進めた。

 五輪出場権を獲得してからは「見てくれる人が前より増えて、頑張ろう」と気合も入っている。現在は得意のスピードを強化中で、鍵を握るのは「意識してやること」。あえて意識することで、速度上昇につなげている。五輪代表が確定するのは来年5月のWG。必ず成長し、五輪切符を確実なものにする。

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