関取最小兵の炎鵬が25歳バースデー 横綱白鵬の背中追い「三役、金星目指す」

 顔中ケーキまみれでピースサインの炎鵬
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 大相撲秋巡業が18日、京都市で行われ、関取最小兵の幕内炎鵬(宮城野)が25歳の誕生日を迎え、部屋後援者から似顔絵入りケーキなど贈られ祝福された。ろうそくを吹き消すと“お約束”。照強、大翔鵬が“顔面ケーキ”を見舞った。

 24歳の1年は十両を駆け抜け、幕内で一気にスター街道を上がった。身長168センチ、体重98キロの体で巨漢を次々なぎ倒す相撲は拍手喝采。名古屋場所では技能賞も獲得した。女性ファンをがっちりつかみ人気は今や、角界でトップ級を誇る。

 「酸いも甘いも経験し自分にとっては成長できた1年だった」。25歳の1年へ「人気だけじゃなく相撲の力を付けて認められたい」と意気込んだ。

 先場所は前頭11枚目で9勝を挙げ、前頭も一桁台に入るのは確実。横綱、大関戦を狙える番付も近づいてきた。「早く上位に上がって今年中に三役に上がりたい。金星を取りたい」と誓った。

 小兵ゆえ、金沢学院大卒業時には就職するつもりだった。角界へ導いてくれたのが兄弟子の横綱白鵬(34)=宮城野。「人生は1度しかない」と背中を押され、横綱の“内弟子”として入門した。

 「人生が変わった。横綱に恥ずかしい思いはさせられない」。横綱の背中を追い、番付をはい上がって来た。

 「炎鵬は大関になる力がある」。横綱が言ってくれた、その言葉が励みになっている。

 「三役になりたいと思ったけど大関なんて考えたこともなかった。また一つ目標ができた」。25歳から、その大きな目標もしっかり頭に入れ戦っていく。

 前夜は横綱が誕生日の祝宴を開いてくれ、モンゴル語で誕生日ソングも歌ってくれた。夢は横綱と優勝決定戦。「いつかやってみたい」と力を込めた。

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