高安が秋巡業合流 左肘痛で先場所全休「大丈夫。痛みはない」
「大相撲秋巡業」(18日、島津アリーナ京都)
左肘負傷で先場所全休した大関高安(29)=田子ノ浦=が合流した。ゴムチューブを使い左腕を強化。十両、幕内のぶつかりに胸を出すなど順調な調整。19日にも相撲を取る稽古再開へ意欲を見せた。
「大丈夫。痛みはない。しっかりと回復させた。やっとできあがってきた」。先場所後の力士選士権で左肘痛を再発。「左肘内側側副靱帯(じんたい)損傷で約1カ月の加療」と診断された。
「悔しかった。しっかりケアに専念しコツコツやった」。休場中は自身と向き合い、体作りの大切さ、ケガをしない体作りをもう一度見直した。
29歳、若手のけん引役ながら、大関貴景勝を始め、関脇御嶽海、幕内朝乃山と後輩に優勝で先を越された。「相撲が取れないのはストレスだった。弱いところをもう一度鍛える」。かど番となる九州場所(11月10日初日)へ向け、秋巡業で逆襲態勢を整える。