坂本花織4位「自分甘やかした」 ジャンプ失敗…「体絞らないと」
「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(19日、ラスベガス)
女子でショートプログラム(SP)2位の坂本花織(シスメックス)はフリー4位の129・22点にとどまり、合計202・47点で4位だった。SP3位の樋口新葉(明大)はフリー6位の合計181・32点で6位。15歳のアンナ・シェルバコワ(ロシア)が高難度の4回転ルッツを2度決めてフリー1位となり、SP4位から逆転して合計227・76点でGP初出場優勝を飾った。男子は世界選手権2連覇のネーサン・チェン(米国)が3連覇した。
GP初優勝を狙った坂本はフリーで崩れた。得点源の2連続3回転ジャンプは一つ目が2回転になり、3回転サルコーも2回転となった。表彰台を逃す結果となり「練習不足が響いたなとすごく思った。自分を甘やかしている部分があった」と表情がさえなかった。
フリーは映画「マトリックス」の曲を使ったアップテンポな演目。最後まで滑り切るには体力が求められるが、練習では演技の後半で自ら切り上げてしまうこともあったそうで「試合の時もそこがすごく不安だった」と打ち明けた。
次のGP第3戦、フランス杯(11月1、2日・グルノーブル)までは時間がない。昨季の全日本女王は「体力もいるし、もう少し(体を)絞らないといけない」と危機感をあらわにした。