紀平梨花「すごくいい点数が出た」今季女子初のSP80点超えに笑顔
「フィギュアスケート・スケートカナダ」(25日、ケロウナ)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、昨季のGPファイナルを制した紀平梨花(17)=関大KFSC=は81・35点で首位発進した。16年世界ジュニア選手権女王の本田真凜(18)=JAL=は59・20点で10位だった。
青の衣装で登場した紀平は、冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を2・86点の加点がつく出来栄えで成功。続くジャンプもミスなく決めると、スピンやステップは全てレベル4をそろえ、完璧な演技を披露した。
得点を確認すると、今季女子初の80点超えに浜田美栄コーチと目を丸くして歓喜。自身の持つSP世界最高点(83・97点)には及ばなかったものの「すごくいい点数が出た」とにっこり。「(初戦の)オータムより、ジャパンオープンより緊張した」と振り返った。
女子フリーは26日13時(日本時間27日5時)から行われ、最終滑走の紀平は日本時間27日6時41分頃登場する予定。「SPをいい形で終えられたことはプラスになるので、そこは自信を持って。フリーでは緊張なくやりたい」と語った。