SP首位の紀平梨花Vなるか 4回転3種4本のトルソワとは約7点差
「フィギュアスケート・スケートカナダ」(25日、ケロウナ)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、昨季のGPファイナルを制した紀平梨花(17)=関大KFSC=は81・35点で首位発進した。フリーで複数の4回転ジャンプを組み込む予定のアレクサンドラ・トルソワ(15)=ロシア=は74・40点で3位。6・95点差で勝負のフリーを迎える。
今月初旬に行われたフリーのみで競うジャパンオープン(さいたま)は、トルソワが3種4本の4回転を入れたプログラムを滑りきり160・53点。紀平は144・76点と、15・77点の大差をつけられた。互いの自己ベストは9・06点差。7点近い差があっても安全とは言え切れない。むしろ優勝を目指すためには、完璧に近い演技が求められることとなる。
それでも紀平は「誰がどんな演技をしても、私の演技を完璧に滑ることだけを考えて、ポジティブにいけたら」と語った。
女子フリーは26日13時(日本時間27日5時)から行われ、最終2組5番目11番滑走のトルソワは日本時間27日6時33分頃、最終12番滑走の紀平は6時41分頃登場する予定。トルソワは3種4本の4回転を組み込む見込み。