羽生結弦は自己ベスト!59・82点差のぶっちぎりV 圧巻演技 田中刑事は3位
「フィギュアスケート・スケートカナダ」(26日、ケロウナ)
GPシリーズの第2戦。男子フリーが行われ、SP1位の羽生結弦(ANA)はフリー212・99点、SPとの合計で322・59点で優勝した。ともに自己ベストを更新した。SP5位の田中刑事(倉敷芸術科学大学大学院)はフリー3位の169・91点を出し、合計250・02点でも3位に入った。
羽生は演技構成に4本の4回転ジャンプを折り込んだ。冒頭の4回転ループはこらえる形になり出来栄え点で減点となったものの、続く4回転サルコーは美しく着氷した。
中盤の4回転トーループは出来栄え点3・94点の加点。後半に入って4回転トーループ-1回転オイラー-3回転フリップは驚異の4・07点の加点をたたき出した。
スピン3本、ステップはすべて最高評価のレベル4を獲得。冒頭の4回転ループ以外はほぼミスがない内容だった。
322・59点は、ネーサン・チェンの世界最高得点323・42点と0・83点差に迫る高得点だった。2位のナム・グエンは262・77点で約60点差をつけた。