白鵬が秋巡業を完走 古傷の上腕部&負傷の右手小指の状態も上向き
大相撲秋巡業が27日、広島県福山市で打ち上げられ、横綱白鵬(34)=宮城野=が初日から無事完走した。今巡業は若手に胸出しなど精力的に動き、最後は九州場所(11月10日初日)で大関返り咲きを目指す栃ノ心(春日野)のぶつかりに胸を出し締めた。
「自分なりに頑張った。九州入ってから日にちが短いから来週の日曜に初日が来てもおかしくない状態に持っていくのがテーマだった。年の最後だしね」。昨年は休場しただけに異例の早期調整で仕上げて来た。
古傷の右上腕部の感触も良く、先場所痛めた右手小指も問題ない。「不安はなくなってきているのはある」。日本国籍取得後初の賜杯、43度目優勝へ、順調に秋巡業を終えた。