貴景勝がスピード回復 ぶつかり稽古に胸出す「だいぶいい状態」
大相撲秋巡業が27日、広島県福山市で打ち上げられ、左大胸筋肉離れから再起を期す大関貴景勝(23)=千賀ノ浦=が幕内貴源治(千賀ノ浦)のぶつかり稽古に胸を出すなどして締めた。途中合流した今巡業で相撲を取る稽古は再開しなかったが、基礎運動を入念に行い体は仕上がった。
「基礎がしっかりできた。予定より早い段階で来られた」と、手応えを口にした。
先場所12勝を挙げ大関に返り咲き。千秋楽、関脇御嶽海との優勝決定戦で左胸に重傷を負った。負傷直後は患部周囲に内出血が広がり、痛々しかったがスピード回復。28日に九州場所(11月10日初日)の番付発表があり、初日まで2週間は十分に間に合う公算だ。
「焦らずじっくりやっていく。実戦をして場所に臨めたら。だいぶいい状態」。出場へ向け後は実戦勘を磨く。