八村塁、豪快ダンク3発 早くも主力の働き!3戦連続2桁得点「切り替えが大事」

 第3Q、ダンクシュートを決める八村(共同)
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 「NBA、スパーズ124-122ウィザーズ」(26日、サンアントニオ)

 NBA、ウィザーズのドラフト1巡目新人、八村塁(21)は26日(日本時間27日)、スパーズ戦で自己最長の37分58秒プレーし、3戦連続2桁得点となる16得点、8リバウンド、3アシスト、1スチール、1ブロックをマーク。3つのダンクシュートを叩き込み、身長208センチの相手からブロックショットを決めるなど、攻守で躍動した。早くも主力の存在になっている。

 電光石火の一撃だった。ティップオフからわずか14秒。ドリブルでゴール下に潜り込んだ八村が身長208センチの相手に体をぶつけてスペースを作るやいなや、右手でボールをリングに叩き込んだ。夢の舞台で決めた初ダンク。敵地に背番号「8」の咆哮(ほうこう)が響き渡った。

 2夜連続の試合。前日のゲーム終了から20時間後のコートサイドにトレーナーの指導を受けながら体を動かす八村の姿があった。心配された心身の疲労。しかし、21歳はどこ吹く風だ。

 第1クオーターこそ2得点にとどまったが、続けて先発した第2クオーターに加速した。2つ目の豪快ダンクを含め、最後の4分で圧巻のゴールラッシュで8ポイントをゲット。3戦連続2桁得点に乗せ、守備では自分より5センチ高いライルズにブロックショットも決めた。

 第3クオーター8分には味方が外したシュートを空中で拾ってそのままリムに叩き込むプットバックダンクも炸裂(さくれつ)。現役最多、歴代3位の1247勝を誇る敵将ポポビッチ監督も「身体的技術の高い選手。すでに手強い相手だが、これから特別な存在、素晴らしい競技者になるだろう」と太鼓判だ。

 出場時間はチーム最長となった前日の34分39秒を3分上回った。早くも主力扱いの八村は「チームを助けられるように、と思ってやっている。ちょっとずつチームにフィットしてきていると感じる」と確かな手ごたえを口にする。

 開幕4日間で3試合の過密日程。「切り替えがすごい大事。勝っても負けても、良くても悪いゲームでもそこを切り替えるのが一番大事なポイントになる」。八村が一流選手の階段を確実に上っている。

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