東京五輪・体操会場が有明に完成 新設では最大の木材使用量で「木の匂いと温かみ」

 来夏の東京五輪・パラリンピックで体操競技と、ボッチャの競技会場となる有明体操競技場が江東区有明に完成し、29日、報道陣にお披露目された。

 新設の会場としては最も多い2300立方メートルの木材を使用。無駄のないシンプルな構成で日本の木文化を象徴した。地上3階建てで、収容人数は1万2000人。建設費は205億円。体操を担当する遠藤幸一スポーツマネージャーは「木の匂いと温かみが五輪に挑む選手たちに勇気を与えてくれると思う」と、話した。

 11月28日に開幕するテスト大会を兼ねたトランポリン世界選手権がこけら落としに。体操は来年4月のW杯東京大会で初めて使用される。

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