八村、自己ベスト23得点 スリーポイント3本中3本成功
「NBA、ウィザーズ158-159ロケッツ」(30日、ワシントン)
ウィザーズの八村塁(21)がホーム開幕戦にスタメン出場して36分で自己ベストを更新する23得点、4リバウンド。強豪ロケッツには競り負けたが、初めてスリーポイントを成功させるなど、デビューから4戦連続2桁得点で存在感を示した。ロケッツのハーデンが59得点を挙げた。
4戦目で初めて身に付けた濃紺の戦闘服。八村が地元ファンの前で躍動した。
開始1分14秒で放ったエンドライン右からのミドルは落としたが、同4分にペイントエリアの右からジャンプフックを沈めて本拠地初得点をマークすると、その1分後にはフリースローライン左からのミドルシュートに成功。第1Q残り6分にはゴール下でファウルを誘ってフリースロー2本をきっちり決めた。
らしさを発揮したのは同5分23秒。ペイントエリア内でのジャンプシュートを外すとそのまま飛び込んでオフェンスリバウンドをもぎ取り、レイアップ成功。第1Qは8分の出場で8得点だった。
ベンチスタートとなった第2Q2分にスリーポイントエリア左でパスを受けて長距離砲さく裂。デビューから4戦9本目の試みで初めてスリーポイントを決め、手を叩いて喜びを爆発させた。
前半を13得点、4リバウンドで折り返すと、第3Qに入っても安定したプレーを見せる。2分と4分に放ったスリーポイントはいずれも成功。同残り8分45分には鮮やかなターンアラウンドジャンパーでネットを揺らした。21得点とし、25日のサンダー戦でマークした19得点の自己記録を更新。途中出場した第4Qに2点を加えた。
ティップオフ前に行われたオープンニングセレモニーではチームリーダーのビールとともにコートの中央に立ってあいさつ。八村はマイク片手に「みなさん、こんにちは、八村塁です」と日本語であいさつ。拍手と歓声の中、期待のドラフト1巡目新人は「きょうは日本人がいっぱいここにいるということで僕もすごいうれしいです。みなさん応援よろしくお願いします」とにこやかに話した。
スピーチ後のスタメン紹介では5人の中で最初に登場し、再び大きな拍手と歓声を浴びた。