セレブレーションマラソンって何?コーツ委員長は有名ランナーら「大勢が参加」と私見
東京オリンピックでのマラソン・競歩の札幌移転に関連して、IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長から小池百合子都知事に提案があったとされる「オリンピックセレブレーションマラソン」が話題だ。小池都知事はIOCとの協議に前向きな発言をしているが、そもそもこの「セレブレーションマラソン」とはどんなものなのだろうか。
「セレブレーション」とは一般的には「祝福」を意味し、今回の場合は「オリンピックの開催を祝う」ことを目的とした大会となることが想定される。ただ、何かの大きな大会を記念したスタジアムや、周年記念大会の開催は珍しくはないが、その大会“そのもの”を他の開催地に移した上で“セレブレーション”の大会を行うことは違和感を持つ人も多いだろう。
1日午後に行われた2020年東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会とIOCによる記者会見で、コーツ調整委員長が私見とした上で「セレブレーションマラソン」のイメージを「知名度の高いランナー、一般的なマラソン愛好者、子供達、シニアら大勢が参加できるもの」と語った。
競技性よりも、イベントとして、マラソンを楽しむ趣旨の大会を想定していると受け止められる。