8位の宇野昌磨「歓声うれしかった…だからこそ涙出た」GPで初めて表彰台逃す
「フィギュアスケート・フランス杯」(2日、グルノーブル)
男子フリーが行われ、前日のショートプログラムで4位と出遅れた平昌冬季五輪銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)は3度の転倒もあり、136・79点の合計215・84点で8位に終わった。ネーサン・チェン(米国)が297・16点で優勝した。
宇野は演技後のインタビューで「思い切りいけたと思う。自分に負けた気持ちはあまりなく、最後まで滑ることはできたんですが…ジャンプの多くのミスが目立ったかなと思います」と自らの演技を振り返った。
冒頭の4回転サルコー、4回転フリップとミスが続くと、安定感があるはずのトリプルアクセル(3回転半)まで転倒。今季コーチが不在の宇野は、得点を見るキス・アンド・クライに1人で座ると、涙を流した。
ファイナルを含むシニアGP13戦目で初めて表彰台を逃した宇野は「このような演技をしている中で、これだけの歓声があり、うれしかったですし…だからこそ涙が出てしまった」と苦しい胸の内を吐露した。