サーフィン・脇田紗良「成長できた」 五輪切符獲りへ“予行演習”4位
「サーフィン・世界ジュニア選手権」(3日、ハンティントンビーチ)
女子18歳以下の部で野中美波(18)が2位に入り、3位だった昨年大会に続いて表彰台に上がった。東京五輪代表候補の脇田紗良(17)は4位。条件付きで東京五輪の出場権を獲得している松田詩野(17)は敗者復活戦最終戦で敗退し、決勝進出を逃した。男子18歳以下の部は安室(あづち)丈(18)が4位。16歳以下の部は男女とも決勝に進めなかった。
女子の脇田は最後まで優勝を争い「成長できたかなと思うし、この結果で次に(向けて)成長ができる」と手応えを口にした。
決勝は終盤に2本波に乗っただけで終わり「ずっと(波を)待っちゃって、全然駄目な試合」と反省。それでも大会全体では、9月のワールドゲームズ(WG)で条件付きの五輪切符を手にした松田に2勝。持ち前の力強いライディングが光った。
敗者復活戦最終戦では、序盤に波の頂点から鋭く板を返すオフザリップを連発して6・07点をマーク。波が緩やかな難条件となった後半に松田らが得点を伸ばせない中で、リードを守った。
五輪の代表争いは来年のWGで決着する。日の丸を背負って戦う中で激しさの増すチームメートとの争い。今回の世界ジュニアは、その予行演習としても貴重な経験となった。