貴景勝が九州場所出場へ 2日に左胸の違和感も…千賀ノ浦親方「仕上がりいい」
「大相撲九州場所」(10日初日、福岡国際センター)
大関貴景勝(23)=千賀ノ浦=は5日、福岡県篠栗町の部屋で幕下力士と25番取り、先場所千秋楽に負傷した左大胸筋の状態を確かめるなどした。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「仕上がりはいいのではないか。出る方向でやっている」と出場する方針を示した。
力強い踏み込みから突っ張りや、左はずで一気に攻め込む内容が多かった。差した左のかいなを返す動きもあった。ここまで稽古量の少なさも懸念されたが、千賀ノ浦親方は「番数もできたし、よく左も使えている」とうなずいた。貴景勝は2日に左胸の違和感を訴えたが、4日に関取との稽古を再開している。
貴景勝本人は状態や、今後の見通しなどの質問に一切答えなかった。