水谷隼が腰痛で不在アクシデント…卓球日本男子まさかの黒星発進「これが現状」
「卓球・W杯団体戦」(6日、東京体育館)
男子1次リーグ初戦が行われ、前回2位の日本はイングランドに1-3で敗れて黒星発進となった。第1試合のダブルスは丹羽孝希(スヴェンソン)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)組がドリンクホール、ジャービス組に勝利。第2試合は世界ランク5位の張本智和(木下グループ)が同19位のリアム・ピッチフォードに2-3で惜敗し、第3試合は吉村がドリンクホール、第4試合は丹羽がピッチフォードにそれぞれ敗れた。
リオデジャネイロ五輪銅メダリストで世界ランク13位の水谷隼(30)=木下グループ=の姿は、コートにもベンチにもなかった。倉嶋洋介監督によれば、水谷は腰痛で欠場したといい、今大会中の出場は「わからない」という。
イングランド戦は当初水谷と吉村をダブルスで起用する予定だったが、急きょ丹羽にオーダーを変更。吉村、丹羽はリオ五輪団体戦などでも組んだ経験もあり、ダブルスで先取したものの、シングルスでは嫌な流れを断ち切ることができなかった。
指揮官は「この大会に向けて準備してきたつもりだったが、初戦はいろいろなプレッシャーもあった。うまくいかないこともあって、これが今のチームの現状だと思う」と厳しい見立てを示した。また、エース起用した張本が過去1勝2敗と分の悪いピッチフォードに勝ち切れなかったことも響いたが、「エース対決で負けると流れがつくれない」と16歳の若きエースに奮起を促した。
日本はオーストリア、イングランドと同組で、3チーム中上位2チームが準々決勝に進む。