成田童夢氏、逮捕の国母容疑者はスノボ界の「レジェンド」「相当ショック」
06年トリノ五輪スノーボード代表の成田童夢氏が7日、フジテレビ系「とくダネ!」に生出演。同じくトリノ五輪に出場したライバル・国母和宏容疑者が大麻取締法違反容疑で逮捕されたことに「相当ショック」とコメント。オリンピアンであることを「ちゃんと考えられなかったのではないか」と厳しく語った。
番組では、国母容疑者逮捕を受け、かつてともにしのぎを削った成田氏をゲストに迎え、国母容疑者のスノーボード界での位置づけなどを語った。
今回の逮捕については「相当ショック。スノーボード界に与える影響がすごいんじゃないかと思う」と語り「国母選手は一目置かれる、ある意味レジェンド的な立場であったにも関わらず、ああいった事件。残念で仕方ない」と、国母容疑者のスノーボード界での存在の大きさを訴えた。
国母容疑者は五輪出場後は10年、11年で全米オープンを2連覇。これにも成田氏は「一番難易度が高い大会で2連覇、なかなかできることじゃない。すごい選手だったのは間違いない」と訴えた。
そんな選手のまさかの逮捕に「一度でもオリンピックに出たら日本代表、死ぬまでついてまわるものと思う。それをちゃんと考えられなかったんじゃないか」とオリンピアンの自覚が足りなかったのではと指摘。伊藤利尋アナウンサーからは「スノボの裾野を広げていく立場の人だったというところ」と言われると「オリンピックに出てるって言うのは、ただ個人、趣味で出てるわけじゃない。税金使って出てることをしっかり踏まえて欲しかった」と残念がった。
ただ、「今回の逮捕、ただ制裁で終わらせるのではなく、人生の再スタートを切るきっかけにしてほしい」とも呼びかけていた。