卓球男子、中国に完敗…銅確定 張本、無念もフォアに光明

 「卓球・W杯団体戦」(9日、東京体育館)

 東京五輪のテスト大会を兼ねて行われ、男子準決勝で前回2位の日本は7連覇中の中国と対戦し0-3で完敗した。第2試合で世界ランク5位のエース張本智和(木下グループ)が同1位の樊振東に敗れた。3位決定戦はないため、日本は銅メダルが確定した。

 結果的には完敗。ただ、希望の光も見えた。張本は過去1勝2敗の中国新世代エースに対し、課題だったフォアハンドを打ち込んで得点する場面も披露。代名詞のバックハンド以外でも戦えることを示し、「今までフォアはなめられていたと思うが、簡単に(自身の)フォアに打ってはいけないとイメージさせることができた」と収穫を見いだした。

 大黒柱の水谷隼(木下グループ)を腰痛で欠く中、オーストリア戦、ドイツ戦ともにシングルスで2勝。倉嶋洋介監督は「エースとしての自覚が出てきた。顔つきが違う」と目を細めた。

 「今回は自分が引っ張っていくんだという気持ちになれた」と今年3月に義務教育を終えたばかりの16歳。日ごとに大人びていくエースに日本初の五輪金メダルの夢が託される。

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