テコンドー・金原会長、現時点では“シロ”
強化方針などを巡り選手と対立する全日本テコンドー協会の一連の問題を調査する外部有識者による検証委員会が9日、都内で5人の強化選手と、2度目となる金原昇会長への聞き取りを行った。
一部で報じられた反社会的勢力との関係についても聴取された金原会長は、反社でない証明として経営会社の決算書、ゴルフ会員権などを提出。「当然私は反社ではない。できる限りの資料を提出させてもらった」と自信を見せた。
検証委の境田正樹委員長は「現時点では」と前置きし、金原体制について「法律違反も、ガバナンス違反もない。ハラスメントもない」と明かした。ただ、協会の運営、財政面の問題から「道義的責任は問われるかも」と、理事再任については含みを持たせた。
現在15人いる理事について「ちょっと多い」との認識を示し、推薦する新理事は「10人か11人あたりだと思う」と話した。11月中に報告書をまとめ、候補者を選ぶ方針。