聖火リレー日本人走者1番目に野口みずきさん 野村忠宏さんと、吉田沙保里さんも

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は11日、五輪の日本人最初の聖火ランナーに、04年アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきさん(41)を起用すると発表した。来年3月12日のギリシャ・オリンピアでの採火式後、同国内で8日間にわたって行われるリレーで、ギリシャ人の第1走者に続く2番目のランナーを務める。

 柔道男子で五輪3連覇の野村忠宏さん(44)と、レスリング女子で五輪3大会連続金メダルの吉田沙保里さん(37)がギリシャ国内リレー最終日の同19日に最後から2番目と3番目の走者を務めることも明らかにした。2人の順番は未定。

 野口さんは都内での会見で「アテネ五輪の思い出と、これから始まる希望、そして聖火リレーの重みを感じながら聖火をつなぎたい」と抱負を語った。

 野村さんはアテネで3連覇し、吉田さんは初制覇がアテネ。2人は式典後、航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)に聖火を空輸する役割も担う。

 引き継ぎ式で日本が披露する文化パフォーマンスの監督を務めるEXILEのHIRO(50)も登壇。日本の子供のダンスは世界屈指の水準とし、子供を140~150人集めて新旧の文化を織り交ぜた演出を考えていると明らかにした。

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