ラグビー日本代表プロップ中島イシレリ（３０）＝神戸製鋼＝が１２日、茨城県龍ケ崎市役所と母校・流通経済大を訪問した。念願のダウンタウン松本人志とのテレビ番組収録を年末に行うことを明かし、「一緒にＹｅａｂｏｉｉ（イヤボイ）って言いたい」と中島考案万能語の“ご唱和”を願った。

　２００人に迎えられた市役所では特別功労賞を受賞し「うれしい。この街で僕のラグビー人生が始まった」とあいさつ。母校では約３００人を前にトークショー。最後は「３、２、１イヤボイ」のかけ声で記念撮影した。

　同校ラグビー部の内山達二監督は「締まって精かんになった」と目を細めつつ、“イシレリ伝説”を明かす。

　入試用にプレゼントしたスーツを持たずにトンガから来日して、「あげちゃった。ほしいと言われたから」と平然としていたこと。三色ストライプの歯磨きを渡したら「一口ペロっとなめて、その後チューブごと吸っていた」－。

　「まだまだ伸びるし、プロップは３７、８歳までできる」と期待する恩師。中島も「次のＷ杯。弱いところを強くして頑張りたい」と第２の故郷で誓った。