競泳孫楊に最長8年資格停止要求 WADAが検査妨害疑惑で

 【ジュネーブ共同】競泳男子で五輪金メダリストの孫楊(中国)にドーピング検査妨害の疑いがある問題で、警告にとどめた国際水連の処分を不服とした世界反ドーピング機関(WADA)が最短2年、最長で8年の資格停止処分を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えていたことが12日、分かった。訴えが認められれば、同選手は東京五輪に出場できない。

 CASは15日にスイスで公開聴聞会を開く。

 CASによると、WADAは昨年9月に孫楊の自宅で行われた検査を同選手が拒否したと主張。国際水連は検査態勢に不備があったとして違反はないと結論づけた。

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