織田氏、会見後にブログで再度訴え 関西大には「想いを汲み取って頂きたかった…」
フィギュアスケート男子の2010年バンクーバー五輪代表で、引退後は解説者、タレントとして活躍する織田信成氏(32)が18日、9月に退任した関大アイススケート部監督時に、同部の浜田美栄コーチからモラハラ行為を受けたとして損害賠償を求めて、大阪地裁に提訴し、大阪市内で会見した。会見は約40分程度行われたが、その後、織田氏はブログを更新し、改めて自身の考えを訴えた。
織田氏は「嫌がらせ・モラハラ行為について」と題したブログを投稿。改めて、監督就任については、浜田コーチと学長からの「推薦でした」と説明。「芸能活動が忙しく、一度お断りし」、浜田コーチを「推薦した」というが、学長と浜田コーチから「忙しくても頑張ってほしいと再度お話を頂き、それならば引き受けようと決めました」とつづられている。
また、会見でも織田氏や弁護士が語った浜田コーチからの嫌がらせについても再度ブログで説明。最初は浜田コーチとは「良好な関係を築けているのだと感じていました」ともつづり、「私の監督としての初仕事が(浜田コーチの)指導する学生の学業成績不良による学部長への謝罪の同行でしたので、その時も『申し訳ない』『ありがとう』と話して頂きました」とも記されている。そのため、今回のような展開になってしまったことに「私自身大変ショックでした」とつづった。
関西大学についても、「無償の依頼があっても、イベントへの参加や演技の披露など可能な限り応えてきました。それはリンクまで作って頂き、常に熱心にサポートして下さった関西大学に恩返しをしたいという想いからです」と心情をつづり、「このような想いも関西大学には汲み取って頂きたかったと同時に、私の口から語る前に真摯にこの問題と向き合って頂きたかったです」との思いを吐露した。
最後には学業とスポーツの両立について「これは私の考えですが、勉強は一先ず置いてスケート一筋で熱心に頑張る事は、悪い事ではないと思います。今しかできない事に全力を注ぎ、素晴らしい才能や実績があれば、自ずと未来も開けてきます」と、スケートに全力を傾けることは否定せず。だが「ただ大学や高校に入学した、あるいは入学の意思がある者に関しては、最低限卒業出来るだけの学力と卒業する意志を持っていてほしいと思います」と自身の考えを示していた。