織田信成氏、シーズン中の提訴に苦悩「始まる前に解決したかった」 最初の相談は7月
フィギュアスケート男子の2010年バンクーバー五輪代表で、引退後は解説者、タレントとして活躍する織田信成氏(32)が18日、9月に退任した関大アイススケート部監督時に、同部の浜田美栄コーチからモラハラ行為を受けたとして損害賠償1100万円を求めて、大阪地裁に提訴した。
現在、フィギュアスケートはシーズン真っ直中で、前半戦のGPシリーズが行われている。今週末にはNHK杯(札幌)が行われ、浜田コーチが指導する紀平梨花らがファイナル進出を懸けて戦う。選手たちへの動揺も懸念されるが、織田氏は提訴がこの時期になったことについて「僕が大学に相談させてもらったのが7月で4カ月以上前。僕自身としてもシーズンが始まる前に解決したかった。シーズン中にこういうことになってしまったのは非常に残念」と苦渋の決断であったことを明かした。
適切な調査を行わなかった関大に対しては「僕の思いとしては関大がもう少し真摯に対応してくれていれば、ここまでのことにはならなかったと思う」と、率直に語った。
タレント、解説者として人気の高い織田氏と、多くの有力選手を抱える浜田コーチとのトラブルが与える影響は計り知れない。