スケボー13歳・岡本碧優 貫録Vも「悔しい」1回目に大技も2&3本目を反省
「スケートボード・STUオープン」(17日、リオデジャネイロ)
東京五輪予選対象大会の今季開幕戦で各種目の決勝が行われ、女子のパークは岡本碧優(13)=Proshop Bells=が62・67点で制し、昨季から4戦4勝とした。四十住さくら(和歌山・伊都中央高)が2位。ストリートは西村碧莉(木下グループ)が3位。男子ストリートは白井空良(18)=ムラサキスポーツ=が35・34点で優勝した。昨季から通して6戦目となる五輪予選大会で初勝利。堀米雄斗(XFLAG)は5位だった。
パーク女子は岡本が今季開幕戦も貫禄勝ち。五輪予選の先頭を一人旅した昨季から大技をさらに加え、五輪金メダルへ視界良好だ。
1回目にいきなり62・67点を出して勝負を決める。大きなジャンプ台での横1回転から斜め軸の1回転半技につなぐと、最後は昨季最終戦で初めて決めた大技で、板を蹴って縦回転させてからつかむ「キックフリップ・インディー」で締めた。
ただ、孤高の13歳は「安心してしまったと思う。(優勝は)うれしいけど、2本目と3本目が決められなかった」と反省する。「悔しい。次からは気を抜かずに最後まで滑りきりたい」。勝ち続けても慢心とは無縁だ。