豊ノ島 朝青龍のおい豊昇龍に黒星「雰囲気は似ている」
「大相撲九州場所・11日目」(20日、福岡国際センター)
元関脇で十両豊ノ島(36)=時津風=が元横綱朝青龍のおい、豊昇龍(20)=立浪=の上手投げに屈し、4連敗で6敗目(5勝)を喫した。立ち合い、左は差したが上手を取られ、豪快に転がされた。
「右が使えていない。左(上手)を切ったら右がパッと入るけど、投げは分かっているけど反応がにぶい」と、反省した。
16歳差対決。叔父、朝青龍とは過去9度の対戦があり、2勝7敗。「(叔父と)雰囲気は似ている。叔父さんは威圧感がすごかったから『こえー』って思った」と振り返った。
豊昇龍に対しては「まだ細いからね。あれで下から押す力が付いたら強い。それまでに勝たないと。体をしっかり作ってもう1回やりたい。今場所一番ドキドキした。うれしかった。またやりたい」と雪辱戦を熱望。豊昇龍が「勉強になった」と話したことを伝えられると「こちらが勉強になった」と笑わせた。
今場所は初代琴ノ若(現佐渡ケ嶽親方)の長男、琴ノ若(佐渡ケ嶽)にも敗れた。「若手に負けてられない。そのためにも勝ち越して番付を上げないと。また対戦できるように」。残り4番、勝ち越しを目指す。