丸山城志郎「一番強いと示したい」 五輪懸かる大一番へ泰然自若
「柔道・グランドスラム大阪大会」(22日開幕、丸善インテックアリーナ大阪)
出場する選手が20日、会場で直前練習を行った。
丸山はいつも通り集中力を研ぎ澄ませた。今大会も制し、強化委員会の3分の2の賛成を得られれば五輪代表に決まるが、「五輪が懸かっているとかは関係ない。内容にもこだわりつつ、自分の柔道を貫きながら一番強い存在というのを示したい」と力を込めた。
世界選手権の阿部戦では強烈な背負い投げを食らい、着地した際に右膝を負傷。回復具合は「6~7割くらい」と万全ではない。
それでも「完璧ではないが、こういう状況でも勝ち切ることで自分も進化する。世界選手権みたいにアクシデントがあるかもしれないが、『丸山は強いな』ということを見せつけながら優勝したい」と泰然自若の様子だった。