ザギトワ 連続ジャンプ跳べず4位 フリー逆転へ「最高のクレオパトラを演じたい」
「フィギュアスケート・NHK杯」(22日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、昨年女王の紀平梨花(17)=関大KFSC=が79・89点で2位発進した。首位は85・04点をマークしたアリョーナ・コストルナヤ(16)=ロシア。完璧な演技で紀平の持つ世界最高を1・07点更新した。
女王の表情から色が消えた。直前に同門のコストルナヤが世界最高得点を樹立。“期待値”が上がる中で登場したアリーナ・ザギトワ(17)=ロシア=だったが、連続ジャンプを跳べず4位と出遅れた。「緊張はなかった。ただ、アドレナリンが足りていなかった感じがする」。
コストルナヤら新世代の台頭の重圧もある。フリーへ「こういう大きな失敗は経験している。最高のクレオパトラを演じたい。すべてのジャンプを跳びたい」と必死に前を向いたが、輝きを取り戻すことができるか。