田中恒成の兄亮明が全日本選手権V!東京五輪へ前進「本気で金メダル獲りたい」

 「ボクシング・全日本選手権」(24日、阿久根市総合体育館)

 全8階級の決勝が行われた。20年東京五輪で実施される6階級の優勝者は来年の五輪アジア・オセアニア予選(2月、中国・武漢)に出場する。

 52キロ級ではプロボクシングWBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)の兄・亮明田中亮明(中京学院大付属中京高教)が坪井智也(自衛隊体育学校)に激しく打ち合う接戦の末、3-2の判定で破って優勝した。

 東京五輪出場へ前進し、「今、すごいうれしいです。フライ級(52キロ級)、強い選手ばかりなんですけど、その中でボクが日本を代表して戦って行くので、フライ級のみんなの分も、ボクが東京を盛り上げたいと思います」と、充実の表情。今大会から採用されたバウトレビュー(判定に対する異議申し立て申請)が出され、さらに落雷による停電も重なって勝利が確定するまで時間がかかったが、「これで判定が覆っても、ボクはやりきったと思うので悔いはなかった」と振り返った。

 会場で見守った弟には、「いつも近くで応援してくれるんで、声も聞こえるし、そういうのが力になりました」と感謝。最後は「ボクのライバルたちの分まで、本気で金メダルを獲りたい。オリンピックまでマジで練習頑張ります」と誓った。

 各階級の優勝者は以下の通り。

 【49キロ級※】川谷剛史(東洋大)

 【52キロ級】田中亮明(中京学院大付属中京高教)

 【57キロ級】堤駿斗(東洋大)

 【60キロ級※】西山潮音(駒大)

 【63キロ級】成松大介(自衛隊体育学校)

 【69キロ級】岡沢セオン(鹿児島県体育協会)

 【75キロ級】森脇唯人(自衛隊体育学校)

 【81キロ級】梅村錬(拓大)

 (※は五輪非実施階級)

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