「アメリカンフットボール・全日本大学選手権西日本代表校・準決勝、関学大２６－７神戸大」（２４日、万博記念競技場）

　神戸大（関西３位）が関学大（関西２位）に７－２６で敗れ、甲子園ボウル出場をかけた立命大（関西１位）との西日本代表校決定戦進出はならなかった。

　第１Ｑに２ＴＤを奪われるなど、試合開始直後から関学大に主導権を握られた。リーグ戦では１５－１７と王者を２点差まで追い詰めたが、この日は攻撃も不発。矢野川源ヘッドコーチは「いろいろなプレーをして相手をひっかき回そうとしたが、逆に自分たちが混乱した。メンタル面を含めたチームの経験不足。力不足です」と振り返った。

　今シーズンから出場枠が関西３位までに拡大された実施４年目の全日本選手権に、関西の国公立大として初出場。中京大（東海）を下して臨んだ関学大戦のスタンドには武田広学長も駆けつけ「神戸大は学生主体のチームということで、それがいいところ。文武両道で頑張ってほしい」と声援を送った。

　矢野川ヘッドコーチも「目標だった甲子園ボウルを目指して１試合１試合を戦い、トーナメントに進むことができた。勝てば勝つほどきょうのように応援してもらえる。当たり前のように甲子園ボウルを目指せるチームにしていきたい」と決意を新たにしていた。