瀬戸200個メで自己ベスト更新V 萩野は2位「集中力持ってできた」
「競泳・東京都オープン」(24日、東京辰巳国際水泳場)
男子200メートル個人メドレーで瀬戸大也(25)=ANA=が7月の世界選手権で樹立した自己ベストを0秒16更新する1分55秒98で優勝した。「テーパー(調整)もしてない中でのこの記録なんでびびってます」と興奮した様子で話した。
4月から導入した耐乳酸トレーニングが強さの秘けつだ。「きつい中でも耐えられるようになったし、体が動かせる」。萩野公介(25)=ブリヂストン=が持つ日本記録の1分55秒07にも迫った。「オリンピックまでに日本記録を更新して、(1分)54秒台に入れれば金が目指せると思う」と目標を示した。
不振による休養から8月に復帰した萩野は200メートル個人メドレーを1分59秒35で2位だった。「4日間タフな種目が続いて、最後に疲れたかな。けど集中力は持ってできた」とうなずいた。日本代表の平井伯昌監督(56)は「オリンピックにはいけるかなと感じました。けど時間は限られてる。死に物狂い以上じゃないと。瀬戸との差は(リオ五輪からの)3年間の差。信じて取り組むしかない」と語った。