スピードスケート男子・新浜立也が4勝目 村上右磨2位で日本ワンツー
「スピードスケート・W杯」(24日、トマショフマゾウィエツキ)
男子500メートルは新浜立也(23)=高崎健康福祉大職=が34秒732でW杯通算4勝目を挙げた。村上右磨(26)=高堂建設=が千分の2秒差で2位。女子1500メートルは高木美帆(25)=日体大助手=が1分57秒17で2位、同マススタートは高木菜那(27)=日本電産サンキョー=が3位に入った。男子団体追い抜きでの日本はオランダに次ぐ2位だった。
W杯での今季初勝利にも手放しでは喜ばない。「全然納得のいくレースではなかったが、表彰台の一番上に立てたのは良かった」。新浜は不満と安ど感を言葉ににじませた。
100メートルの通過から最初のカーブにかけてミスが出たが、その後は183センチの大きな体を生かして加速。「バックストレートからは何とか巻き返せた。勝ちだけ意識してのレースで、しっかり勝ち切れた」と辛勝に頬を緩ませた。
今年3月に33秒79の驚異的な日本記録を樹立。男子短距離のエースとして自覚を強めている。自身のW杯4勝目は、男子500メートルでの日本勢通算100勝目。日本の看板種目で節目に名を刻み「もっと、どんな状況でも勝てる選手になっていかないといけない」と決意を新たにした。