テコンドー江畑秀範、金原会長退任も不安吐露「お金支援で意見を出す…」フジ取材で
全日本テコンドー協会の検証委員会で、金原昇会長が退任したことを受け、テコンドー協会の体制に異議を唱えていた男子80キロの江畑秀範が28日、フジテレビ系で放送された「バイキング」の電話取材に応じ、金原会長が再び戻ってくる可能性があることに不安を覚えていることを明かした。
番組では、金原会長が退任し、新体制になることが決まった全日本テコンドー協会の騒動について特集。検証委員会委員長の境田正樹弁護士を迎えて、前日の検証委員会を振り返った。
その中で、協会の体制にいち早く不満を公にしていた江畑に対し、電話でインタビューした音声も紹介。江畑は金原会長退任については「以前までは、会長の再任があり得ると聞いていたので、ちょっとホッとした感情はある」と率直な気持ちを打ち明けたが「会長は『一度引き下がる』と。だから結局帰ってくる可能性があるということですよね?」と不安を吐露。
そして「僕は正直、携わってくると思うんですよ、この先」と金原会長は協会に関わり続けてくるのではないかと危惧し「会長が関わっていく選択肢はもはやお金というか、スポンサー的な支援しかないと思っている。お金を支援すると、支援している立場で意見を出すので」と“金も出して口も出す”可能性を指摘。「僕は会長にスポンサーを頼むくらいなら、もうちょっと考えて別の選択肢をとりますね」と語った。
また、新体制にはテコンドー経験者は入らない予定であることにも「正直びっくりではあります」と語り、これまで動いてきた岡本依子副会長らの名前を挙げ「そういう方たちに一つでも残って頂くシステムがあれば」とも訴えた。
これに境田委員長は「今回はむしろ(経験者が)入らない方がいい。金原さん派、反金原派で分かれている。どっちかを取るとずっと遺恨が残る。ずっと紛争が永遠に続くので、いったんリセットして」と、テコンドー経験者を新体制に入れない理由を説明していた。